ソロストーブについて気になっている人必見
『どんなモデルがあるの?』
『良い点と悪い点はどんなとこ?』
『他の焚き火台との違いは?』
『どんなスタイルにマッチする?』
そんな疑問を今回
★キャンプ 歴3年、年間30泊の実績がある★
セミプロキャンパーの僕なりにまとめてみました
本記事の内容
モデルラインナップをご紹介
モデルは全部で6種類
モデル | 直径 | 高さ | 重さ | 定価 |
ライト | Φ10.8cm | 14.5cm | 255g | 8,840円 |
タイタン | Φ13.0cm | 20cm | 467g | 11,000円 |
キャンプファイヤー | Φ17.8cm | 23.5cm | 998g | 13,200円 |
レンジャー | Φ38.1cm | 32cm | 6.8kg | 36,300円 |
ボンファイヤー | Φ48.3cm | 35.6cm | 9.1kg | 44,000円 |
ユーコン | Φ76cm | 40.6cm | 20.4kg | 70,1500円 |
モデル間の違いは基本的には大きさのみ
レンジャーより大きなモデルは本体に加え
専用スタンドが付属します
それでは私が購入したキャンプファイヤーを
★10回使って実感した良い点、悪い点を説明します★
良い点を科学的視点と体験談から
具体的に解説
煙が出にくい
まず煙の正体から解説します。
薪が燃焼すると熱分解され
可燃性ガスと水蒸気が発生します
これが目に見える煙の正体です。
ソロストーブは独自構造により
燃焼室上下の通気口から空気を供給し
可燃性ガスに引火させ燃やす事ができます。
これを二次燃焼といい
可燃性ガスを燃やす=煙を燃やす為
煙の量が減少します
なぜ煙が出にくいのが良い点なのか?
焚き火の独特な匂いや煙で目が痛い原因は
煙に含まれるフェノール等の
刺激が強い化学物質が原因です
二次燃焼で
煙が減る=放出される化学物質が減る為
匂いが抑制され目が痛くなりにくくなります。
燃焼効率が良い
まず燃焼効率とは何か解説します
燃焼効率=燃えるものがどれだけたくさん燃えたか
という事です
ソロストーブは本来煙となるはずの可燃性ガスを
二次燃焼で燃焼させる為、燃焼効率が良いです
燃焼効率が良いメリットは?
まず燃焼の仕組みを解説します。
燃焼は燃料(薪)が一定の温度に達した際に出る
可燃性ガスに引火するという事です。
大きな薪や濡れた薪、気温の低い日になかなか
火がつかないのは可燃性ガスが発生する温度に
達する時間がかかる為です。
燃焼した分だけ熱が発生する為、燃焼効率が良いと
早く燃料(薪)の温度が上昇し可燃性ガスを
発生させる事ができ、結果的に早く火がつきます。
小枝や枯葉など水分の多い燃料とを使用する
小さなモデルには大きなメリットです。
燃え残りがほぼない
焚き火で薪全体に空気を供給し
均一に燃やすのは至難の技です。(特に端の薪)
写真のように端の方は燃え残ってしまう
事が多々あります。
ソロストーブは筒型形状と上部と下部
2方向からの空気供給により
薪全体を均一に燃やす事ができる為
ほぼ灰しか残りません。
私が実際に薪1束を燃やし切ってみたところ
両手に収まる程度の灰しか残りませんでした
嘘と思われるかもしれもませんが
当の本人が一番びっくりしました(笑)
なぜ燃え残りがないのが良い点なのか?
燃え残った薪はキャンプ 場で処分か
持ち帰る事になります
大きなキャンプ 上だと朝から重たい焚き火台を持って
廃棄場へ移動するのは大変です。
持ち帰るにしても、汚さないように気を使ったり
荷物スペースを圧迫したりする為
燃え残りが少ないに越したことはありません
悪い点を他社製品比較と
グラフを用いて解説
まず大前提として
私はソロストーブに大変満足しています
その中で他製品と比較時の率直な感想をお伝えします
薄く折りたたみができない
ソロストーブは他の焚き火台と違い
組み立て式ではない為
高さのスペースを取ってしまいます。
一方で重量はそれほど大差ありません。
下のグラフは有名なスノーピークの焚き火台と
重量を比較したものです
※あまりにサイズが違うモデルは省略
同等モデルである
『キャンプファイヤー』と『焚き火台S』
『レンジャー』と『焚き火台L』
では重量が大差ない事がわかります
ここでレンジャーと焚き火台Lでは1500gも
差があると思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、使用するシチュエーションを考えると
どちらも大差ない事がわかります。
両者ともに大人数、車でキャンプ地に向かい
サイトまで短い距離を手搬送すると思います。
以上より、今回の比較では大差ないとしました。
レンジャーより小さいモデルは
市販の薪がはみ出てしまう
一般的な束の薪の長さは約30㎝程あります
キャンプファイヤーでゴトク装着時
薪が入る高さは最大16㎝しかありません
(高さ23㎝だが底網で薪が下まで入らない為)
焚き火を楽しむ分には問題ありませんが
調理器具を乗せて調理を考えているなら
ここは抑えるべきポイントです
しかし、実際問題焚き火調理は火加減調整が難しく
トライポットを使用するかバーナーで
調理がメインとなると思います。
さらに小さいモデルは小枝等を燃料として
想定している為さほど問題ないと思います。